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お知らせ

 2021/12/24:クラッシュから未だ立ち直っておらず・・・

2022年度の主な卒業研究テーマ

「音声や音」「高次脳機能(言語など)」に興味がある学生さんを募集しています(研究テーマの持ち込み可).

1.深層学習を用いた「話者認識」「合成音声や音声変換による詐称(なりすまし)検出」

指導教員が長年取り組んでいる研究テーマです.10年越えで毎週収録している世界唯一の音声データがあります.
少量の登録データからでも高精度の音声認証を実現するための新しいディープラーニング手法を研究します。 最近は「あ」という超短時間発声だけでも認証できる技術に挑戦しています. また,合成音声・音声変換によるなりすまし詐欺を見破るコンテストへの参加も計画中です.
(科学警察研究所・大同大学@名古屋・静岡大学との共同研究)

2.深層学習を用いた「救急車内音声認識」

2021年11月に完成したハイテク救急車に設置した9本のマイクを利用して雑音除去(GANを使う予定)&音声認識をします.
音声認識はGoogle君にまかせるかもしれませんが,そのままでは,サイレンの音や走行音でほとんど認識できません
(医学部,千葉大学発ベンチャー企業:SMART119社との共同研究)

3.事前後の音声や,食事中の咀嚼音・嚥下音から嚥下障害を検出する研究(誤嚥性肺炎を防ぐ!)

食事中の映像データ(現時点では音声のみを利用)から嚥下障害の予防・検出・対策を行う研究です. 現在は,嚥下障害対策として喉の食物残留を音声のみから検出する研究を行なっています.
見えないものを音で見る面白い研究です
(静岡大・君津中央病院との共同研究)

4.失語症状のシミュレートによる「人間の言語処理機構の解明」& 効率のよい言語訓練アプリの作成

人の「語から語の連想」を,脳の言語処理機能を模擬した構造を持つDNNにより実現します. 実現したDNNの一部を破壊することで,人の失語症と同じ症状が現れれば成功です. さらに,破壊され部分を,他の部位で補う学習を効率よく行える学習方法を研究します.
研究成果をベースに言語訓練アプリを開発し,失語症言語リハビリテーション分野の革新を目指します. 付録として特許やプログラムの外販で収益が入ることもあります(私の作ったプログラムが400万円で売れたことがありますが, 大学等への寄付となりました.学生さんが作った場合は自身の収入とすることも可能で,高齢者向け脳トレソフト コンテストで数十万円の賞金をゲットしたOBもいます.また,ベンチャー企業も立ち上げましたが,こちらは現在休眠中です.)

その他